takumina21です。
標準偏差の話をしに来ました。
株の収益率の標準偏差(S.D.)はボラティリティを示します。
収益率は、株式市場の価格変動による株式売買収益に基づくものとのイメージができるかと思います。
ボラティリティは、予想変動率です。平均値からどれだけブレるのかを示してます。
「本田△のフリーキックのボール軌道はボラティリティが高い!」とかいう感じで使ってください。
S.D.=±1 には全体の68.2%が収まります。
ボラティリティが高い場合、このS.D.=±1に収まる値(ブレ幅)が大きいと言えます。
株の収益率のS.D.はリスク指標です。
リスクとは「ハイリスク・ハイリターン」とかで使われる言葉です。
リスクは不確実性を意味してます。「損しやすい!」とかいう浅はかな意味ではないです。
ここでクイズ。。AとBどちらがハイリスクでしょう。
A:コインを投げて表なら 1万円もらえる、裏なら100円もらえる。
B:コインを投げて表なら200円もらえる、裏なら100円払う。
Aの標準偏差は 4950
Bの標準偏差は 150
Aの方がハイリスクです。Bはローリスク。
「ハイリスク・ハイリターン」とは「めっちゃ損する・めっちゃ儲かる」ではなく、
「めっちゃ本田・めっちゃ儲かる」という意味です。
ブレ球無回転FKを抑えることさえできれば、大きな利益を得ることも可能です。
ちなみに、リスクとリターンを用いた、シャープレシオというシャープさんが考えた金融商品の評価指標があります。
株式Xのシャープレシオ =(株式Xのリターン ー 国債の利回り)/ 株式Xのリスク
数値が大きいほど優良な金融商品です。(儲かるとは言っていない)
今日はここまで。